ヒアルロン酸注射の料金は「唇3万円〜」「鼻5万円〜」など、部位によって大きく違います。また同じ部位でも、使う製剤や1回に注入する量によって最終的な金額が変わります。この記事では部位別・製剤別の費用をまとめて整理します。
自由診療についての注意事項
ヒアルロン酸注射はすべて保険が使えない自由診療です。料金はクリニックによって異なり、公的な基準はありません。
部位別の費用相場
| 部位 | 一般的な費用の目安(1回) | 必要量の目安 |
|---|---|---|
| 唇(リップ) | 2万〜6万円 | 0.5〜1cc |
| 涙袋 | 2万〜5万円 | 0.3〜0.8cc |
| ほうれい線 | 3万〜8万円 | 1〜2cc |
| 鼻筋(鼻) | 3万〜8万円 | 0.5〜1.5cc |
| 鼻先(鼻尖) | 3万〜8万円 | 0.3〜0.8cc |
| 額(おでこ) | 5万〜15万円 | 2〜5cc |
| 顎(あご) | 3万〜8万円 | 0.5〜1.5cc |
| こめかみ | 3万〜8万円 | 1〜3cc |
| 目の下(クマ) | 3万〜8万円 | 0.5〜1.5cc |
「〜万円〜」とだけ書いてあるクリニックのページでは上限が不明なことが多いです。カウンセリングで必要量を確認してから費用の見積もりをもらうのが基本です。
料金の仕組みをわかりやすく
ヒアルロン酸の料金は大きく2つの表示方法があります。
① 「1本いくら」表示
製剤を1本(1シリンジ)単位で購入する形式。1本1ccの製剤が多いですが、0.55cc入りなど少量のものもあります。
② 「1ccいくら」表示
量に応じて支払う形式。少量でいい場合はこちらのほうが割安になることがあります。
注意点として、「1本3万円」に見えても実際には0.5ccしか入っておらず「追加で1本必要」となることもあります。予約前に「この料金で何ccですか?」と確認することをすすめます。
製剤の違いで何が変わるの?
ヒアルロン酸製剤には複数の種類があり、硬さ・持続期間・用途が異なります。
| 製剤の特徴 | 向いている部位 | 持続の目安 |
|---|---|---|
| やわらかいタイプ | 唇・涙袋など動く部位 | 6〜9ヶ月 |
| 中程度の硬さ | ほうれい線・こめかみ | 9〜12ヶ月 |
| 硬いタイプ | 鼻筋・顎など形を出す部位 | 12〜18ヶ月 |
製剤の種類や硬さはクリニックが判断します。「何という製剤を使いますか?」と聞いてみることで、そのクリニックの説明丁寧さがわかります。
安いクリニックと高いクリニックの違い
料金が安い場合の主な理由は次のとおりです。
- 使用量が少ない:0.5cc以下で「何本でも」という契約になっていることがある
- 製剤のグレードが低い:持続期間が短くなる
- 経験が浅い施術者:医師ではなくスタッフが担当する場合もある
- 緊急対応・溶解剤の準備がない:コスト削減のため設備を省いている
一方、料金が高いクリニックが必ずしも良いわけでもありません。費用の内訳(製剤・量・施術者・アフターケア)を比較することが重要です。
相場より安い広告には注意
「涙袋 1万円〜」のような広告は、実際には追加注入で3倍以上かかることがあります。特に「初回限定」「モニター価格」は条件を細かく確認する必要があります。
またSNS広告などで見かける低価格は、以下の可能性があります。
- 施術者が医師ではない
- 製剤が正規品かどうか不明
- アフターフォローがない
まとめ
- 部位別の費用は2万〜15万円と幅が広く、量や製剤で大きく変わる
- 「1本いくら」「1ccいくら」の表示が混在するため、事前に必要量と総額を確認する
- 硬めの製剤は形づくり向き、やわらかい製剤は動く部位向きで持続期間も異なる
- 安い料金には理由がある——製剤・量・施術者・アフターケアをセットで確認すること
- 総額が気になるなら「必要量×単価」を確認してから予約する
免責事項
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスではありません。施術を検討する際は、必ず医師に直接相談してください。掲載している費用はあくまで目安であり、クリニックや施術内容によって異なります。
